ガス窒化
アンモニアガス雰囲気中で部品を400~600℃に加熱すると、鋼表面との触媒反応によりアンモニアガスが分解、解離した(解離;アンモニアが窒素と水素に分解すること)発生期の窒素が吸着・固溶し窒化が進行します。それぞれの顧客要求規格に応じた窒化条件(窒化温度、処理時間、雰囲気中のアンモニア濃度及び解離度を測定、供給ガスの流量を制御)にて、目標とする適正な管理を行い要求される窒化層硬さ、深さ組織を得ます。最近では水素センサーとマスフローコントローラーとを併用し、KN値(窒化ポテンシャル)制御を行い全自動で要求規格を満足できる操業方式も採用しています