特集:JIMTOF2022

株式会社牧野フライス製作所

株式会社牧野フライス製作所

2022年6月末、宮崎社長は株式会社牧野フライス製作所の新社長として就任した。4年ぶりのJ I M T O Fについて「直接お客様と深いお話ができることを楽しみにしています」と期待を寄せる。同社の展示テーマは『Promise ofPerformance』だ。同社に寄せられる製品・サービスへの期待に応えるため、特に5軸マシニングセンターを中心として、生産性向上や省人化を中心に出展する。現在活況な半導体・EV関連の部品加工向けの機種や、大型の5軸マシニングセンターを予定しており、ワイヤー放電加工機では高精度の新機種を展示する。新機種では、従来の油加工液仕様のものより加工速度が速く・加工回数も少なく、加工面を綺麗に仕上げられるという特長がある。また、デザインを一新したことも大きな特徴のひとつだ。若い技術者にも受け入れられやすいデザインになるよう、若手社員を中心にデザインを担った。

もう少し出展機を増やす事も検討しているが、工作機械業界は、とくに半導体関連の需要が急激に伸びたためにとても多忙であり、出展機を増やすことに苦慮している。現在、機械の増産を進めており、国内の生産能力を10%から15%ほどアップする計画も立てている。

次々と新たな機械を生み出し続けている状況もあり、同社では、JIMTOFとは別に開催を予定している内覧会への来場もおすすめしている。展示会場よりもより深い話ができるだけでなく、内覧会でしか見られない機械もある。例えば、2022年7月に発表した最新のレーザー加工機『LF400』は、ガルバノスキャナ(レーザー光反射鏡)を装備しており、テーパーにならないようストレートの加工ができる。これらをじっくりと見ていただくためにも、JIMTOFではわかりやすく理解ができる機械を中心に展示し、内覧会ではお客様のお困りごとに合わせ、多種多様な機械を吟味していただく。また、「よく「Vシリーズの後継機は?」と聞かれます。これについては新たなバリエーションを加えていくことを計画中です」と、常に現状を越え続ける意気込みだ。

宮崎社長は「生産性や省人化などポイントはいくつもあるが、根本にあるのはやはり、製造業の方々の声にお応えでき、少しでもお役に立てるものをより素早く提供できる会社でありたいのです」と、個々のお困り事に真摯に報いることに熱を込める。そして、共に取り組む様々な人々の多様性を大切にしたいという思いを胸に、今後の牧野フライス製作所を率いていく。

株式会社牧野フライス製作所

本社

〒152-8578 東京都目黒区中根2-3-19

TEL

03-3717-1151(代)

URL

https://www.makino.co.jp/

 

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