特集:JIMTOF2022

ファナック株式会社

ファナック株式会社

CNC装置メーカー、ロボットメー (JIMTOF2022出展予定)カー、工作機械や電動射出成形機のメーカーなど、様々な顔を持つファナック株式会社。JIMTOF2022は、メカトロテック2021と2022国際ロボット展、ロボットテクノロジージャパン2022に次いでの大規模なリアルな展示会出展となる。「対面での展示会の良いところは、お客様と直に会話をして要望を伺えることです。今回は海外の方にも来ていただけると思うので余計に嬉しいですね」と山口社長は期待を寄せる。

出展のテーマとなるのは、リアル技術とデジタル技術、自動化技術(特に工作機械とロボットの組み合わせ)とIoT技術、そして近年重要性を帯びてきたエネルギーコストの最適化である。「ひとくちにDXと言ってもお客様によってやりたいことがまったく異なります。そのお客様がやりたいことをシンプルに実行していきたい。データを収集し、整理し、活用していく、シンプルな仕組み。ファナックでは、この実現のため、IoTプラットフォームのフィールドシステムを提供していますが、ようやく使われ始めたところ。今回さらに、より使いやすく、簡単に成果に結びつくよう機能を集約した新パッケージを発表します。自動化においては、工作機械とロボットをどう繋げるかがお客様の重要な課題の一つです。最初から工作機械とロボットシステムのパッケージでご購入いただける場合もあれば、すでに導入済みの工作機械に繋げたいというご要望もある。さらに協働ロボットの登場により、より柔軟に自動化を推進できるようになりました。ファナックは、一社一社のお声に耳を傾けていくことを大切にしてまいります」。

ファナックは、NC制御装置メーカーとしてスタートし、その後、ロボット、そして工作機械や電動射出成形機へと領域を広げてきた。それぞれの商品の核となるリアル技術はもちろん、近年、デジタル技術との連携が注目されている。

「ファナックのデジタル技術は、加工についてフォーカスしています。工作機械の電装設計・調整、加工現場、保守・サポートの3段階で、的確にデジタル技術のメリットを工作機械メーカ・エンドユーザに提供します。今回はA Iを活用したサーボモーターの故障予知や、AIによる熱変位補正など、新しい技術も発表予定です。昔から愚直に工作機械の制御を追求しリアル技術を磨いてきたからこそ、デジタル技術が生きてきます。それがコロナ禍で予想以上に開発が進みました。特にAIや、デジタル技術は、今回の展示会での見せ場だと考えています」。見どころは、CNC制御装置で高い世界シェアを持つファナックならではの技術だ。

半導体不足や材料不足などで製造が追いついていないと山口社長は言う。もともと部品在庫は多く持つことを心掛けていたが、ここまで調達難が続くとは想像していなかった。調達面は現在も最優先で対応している最中だが、今後も景気変動や不況の波に耐えられるように経済性の高い自動化を図っていく。「これからの時代を見据え、お客様に自動化を提案するのが我々の役割です」と製造業の未来を見つめる。

ファナック株式会社

本社

〒401-0511山梨県南都留郡忍野村忍草3580

TEL

0555-84-5555

FAX

0555-84-5512

URL

https://www.fanuc.co.jp/

 

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