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現場から伝える板金加工の仕事内容 (曲げ編)
今回は板金加工工場の曲げ仕事の内容をご紹介していきます。
★曲げ加工とは?
板金加工の曲げ加工は、金属板を所定の形状に曲げる加工です。一般的に、以下の手順で行われます。
1.材料の準備: まず、曲げる金属板が適切なサイズに切断されます。これには、鋼板、アルミニウム、銅、またはその他の金属が使用されることがあり、板厚に関しては材料によっても異なりますが、03mm~6mm程度とされます。
2.曲げの計画: 加工する金属板の形状に応じて、曲げる箇所や角度、曲げる方向などが計画されます。CAD(コンピュータ支援設計)やCAM(コンピュータ支援製造)ソフトウェアが使用されることがあります。
3.曲げ工程: 曲げ工程では、金属板を曲げるための専用の機械、通常は折り曲げ機やプレスブレーキが使用されます。金属板は、これらの機械の上に固定され、適切な力がかけられて所定の角度まで曲げられます。
4.曲げ後の仕上げ: 曲げられた部品は、必要に応じて溶接、研磨、表面処理などの追加の加工工程が行われる場合があります。これによって、最終的な製品仕様に合致するようにします。
★曲げ加工で使用される機械は?
プレスブレーキ(折り曲げ機): プレスブレーキは、板金を所定の角度に曲げるための機械です。金属板は上側のツール(ワンダイ、ダイ)と下側のワーク(ベッド)の間に挟まれ、油圧や機械的な力が加えられて曲げられます。プレスブレーキは、精密な曲げ加工を行うために広く使用されています。
↓詳しくは以下のURL動画をご覧ください↓
https://youtu.be/R0CduZqvA7s
★曲げ作業において必要な技術は?
1.計測と設計: 正確な寸法を測定し、設計図や仕様に基づいて曲げる箇所や角度、曲げ方向などを計画します。CADソフトウェアやブループリントの読解能力が必要です。
2.機械操作: 曲げ加工を行うための機械(プレスブレーキ、折り曲げ機など)の操作に熟練している必要があります。機械のセットアップや調整、安全な操作が重要です。
3.材料の理解: 使用される金属材料の性質や特性を理解し、適切な加工方法を選択する能力が求められます。異なる材料によって曲げ加工の手法や条件が異なるため、その違いを理解することが重要です。
4.曲げ技術: 曲げ加工の技術は、金属板を正確に所定の角度や形状に曲げる能力を含みます。曲げ工程における適切な圧力や角度の制御、曲げ方向の決定などが含まれます。
5.問題解決能力: 加工中に生じる問題や課題に対処する能力が重要です。素材の変形や歪み、設定ミスなどの問題が発生した場合に、適切に対処し解決策を見つける能力が求められます。
★曲げ加工に必要な資格は?
板金加工の曲げ加工に必要な特定の資格が法的に義務付けられているわけではありません。しかし、板金加工の職人や技術者として働く場合には、関連する資格や証明書が役立つ場合があります。具体的には板金技能士があり、 日本の場合、板金加工に関する技能を証明する国家資格として「板金技能士」があります。1級と2級があり、板金加工技術の高度さに応じて取得できます。実務をこなしていく上で経験を積んで試験を受けることもできます。
会社名 |
有限会社 早野研工 (はやのけんこう) |
エミダス会員番号 | 5681 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 岐阜県 大垣市 |
電話番号 | 0584-89-6598 | FAX番号 | 0584-89-1186 |
資本金 | 500 万円 | 年間売上高 | 45,000 万円 |
社員数 | 37人 | 担当者 | 代表取締役社長 早野文仁 |
産業分類 | 工作機械 / 輸送機器 / 事務用機器 |
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