エミダスニュース

3/19 東日本震災、物資支援プロジェクトの経過!

2011-03-19

NCnetwork

エヌシーネットワークの内原です。


● 本日、お届けてきた物資




本日は、

八海クリエイツ様から弊社ボランティア有志の社員2名が軽ライトバン

一便で気仙沼、カネショウ工業様に訪れました。

また、藤倉運輸様からの物資は、石巻東和工業様に約2t、
2便目が届きました。


●-----社員(大谷裕、茂原亮太)からの報告---3/19 昼------




本日の状況報告を所感ではありますが、記述します。




10:00



カネショウ工業(気仙沼) 小野寺社長の自宅に物資を届ける


【インフラ状況】



電気 ×

水道 ×

ガス ○(プロパンの為、残留ガスは使える。
ただその燃料が尽きた場合の
       ストック及び入手方法は無い)

通信 ×(
携帯電話は家から30分くらい離れたところに行けばつながる状況

燃料 ×


【会話エビデンス】



■小野寺社長のご家族は全員無事、
親戚で行方不明の方がいらっしゃるとのこと

■食事に関しては家の備蓄と、家のガスが使えることで、
今のところ大丈夫

■電気が通らないことが不便、不安で仕方がない、TVが見れず、

  今の日本の状況が確認できていない、

  情報が圧倒的に少なく、
時間が経つにつれてずっとこの状況が
  続くんじゃないかという不安が強くなっている

■NCネットワークさんの留守電を聞けたことで、
こうして物資を
  届けて頂ける運びとなった、本当に感謝しています

■ガソリンがなく、移動もできない、
最近では車上荒らしやガソリン泥棒も
  出始めて、治安が悪化し始めている

■欲しい物資の優先順位は

1、燃料(ガソリン、灯油)

2、水(飲料水)

3、食糧(手間のかからないもの、保存のきくものが欲しい。
   例:
レトルトカレー、カンパン、カロリーメイト、缶詰、ハムなど)

4、ろうそく

5、乾電池(特に単1、単2)

6、ウェットティッシュ


【所感】



インフラとして電気が通っていない為、
TVが見れないことで不安が強くなっている印象が
一番強かったです。

地震ではなく津波による被害が重く、変電所が津波で流され、
電気の復旧の遅延に
拍車をかけていました。

携帯電話の電波は少しずつ回復の兆しが見えているので、
情報の共有をして、
モチベーションを支えてあげるサポートが必要かと感じまし た。

物資に関しても、必要な物資の現場からの情報をもとに、
収集の呼びかけを行うことの
重要性が高く感じました。

行方専務の個別包装案は、インフラが整っていない環境の方ほど、
喜んで頂ける印象です。

逆に単一の物資を大量に送ることがかえって迷惑になりうることも
おっしゃっていました。

写真でお送りした気仙沼市街地は、
本当に言葉が出ないくらいひどい状況でした。

通行止めになっている道路も多く、
車が1台やっと通れる道も多かったです。

以上報告致します。


注)弊社、社員は支援活動に関しては、ボランティアを募り、

有志ということで

参加しています。


●--------社員(仙台 

仁)からの報告2-----3/18深夜時点-------


お疲れ様です。仙台 

です。


標記について、現在の状況を纏めましたので報告します。




【供給済会員】7社+1箇所



・㈱ケディカ:三浦専務(仙台市泉区)

  本社:電気○、水道×、ガス×

  北上:電気×、水道×、ガス×


・㈱プラモール精工:脇

社長(黒川郡富谷町)

  本社:電気○、水道×、ガス○(プロパン)

・㈱東北放電技研:郷古さん(大崎市)

  電気×、水道×、ガス×

→近隣の会員向け物資の保管場所提供可能。

  ※県北エリア(大崎市)の物資保管拠点として考えられます。

・㈱エムジー:菊地さん(宮城郡利府町)

  電気○、水道×、ガス×


・㈲東和精工:佐藤部長(宮城郡利府町)



  電気○、水道×、ガス×

・㈱ティー・ディー・シー(宮城郡利府町)

  電気○、水道×、ガス×

・東和工業㈱:小笠原社長。(石巻市。今回の津波直撃地域)

  電気×、水道×、ガス×

・利府町役場:町長

【供給予定会員】4社

・㈱松栄工機→電話不通。(大崎市)

  電気×、水道×、ガス×

→社長は当日海外におり、現在戻っている最中との事。

  ※東北放電技研の郷古さんに協力頂き、
松栄工機様と取引のある
    商社から情報収集。

    東北放電技研様へ供給させて頂いた物資から分配して頂く予定。


・㈲カネショウ工業:小野寺社長。(気仙沼市。

今回の津波直撃地域)

  電気×、水道×、ガス×

→3/19気仙沼方面向けとして到着予定。

・㈱ツネザワ工業(気仙沼市。今回の津波直撃地域)

→㈲
カネショウ工業様へ供給させて頂く物資から分配して頂く予定。

・新田機械工業所:新田社長(石巻市。今回の津波直撃地域)

  電気×、水道×、ガス×

→東和工業㈱様へ供給させて頂いた物資から分配して頂く予定。


【供給未定会員】2社



・齊藤製作所:齊藤社長(柴田郡大河原町)

  電気○、水道○、ガス×

ライフラインが乏しいエリアから供給している旨了解頂いている。

  近隣の会員向け物資の保管場所提供可能。

  ※県南エリア(柴田郡)の物資保管拠点として考えられます。


・㈲瓜生製作所→電話不通。(柴田郡柴田町)



 →齊藤製作所様の近隣。


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※会員の声

①㈱ケディカ:三浦専務

 工場稼動させる為、ボイラー(x50cm、y50cm、
z160cm)の調達が必要。
 (茨城県から)

 支援物資輸送車で茨城県を経由する事があれば、
途中で搭載して届けて
 頂けないか。

 若しくは自社トラックで取りに行く為の燃料(軽油)
を送って頂けないか。

②㈱エムジー:菊地さん

 燃料確保に苦慮している。
ガソリンスタンドに並ぶ為にも携行缶を
 調達して頂けないか。

上記検討願います。

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● 今後の計画





各所のボランティア団体からの物資が要所、

要所に届き始めているようです。

NCネットワークからの支援物資は、会員企業様からの声を聞き、

状況を見ながら代えて行きます。

また、今後、八海クリエイツからの提供を取りやめ、藤倉運輸様、

一本からの提供とさせていただきます。


まだまだ予断は許さない状況ではありますが、

弊社が起こした行動は、
会員企業様からの切実な声に応えるため、

少ない物資ではありますが、
ボランティア団体の動きが本格化するまでの
繋ぎと考えています。


各支援団体が、現地に乗り出し、

着実に活動を行うようになりましたら、
製造業はものづくりで、震災に対しての支援をしていくことが本筋と考えます。


今後とも、被災地会員企業様の声を聞き、

活動をしていきますので、
よろしくお願いします。


● 内原、所感




今回の被災地への物資支援活動は、

八海クリエイツ様の中越地震での
被災経験から、迅速な行動を展開したものです。

八海クリエイツの関社長、
行方専務には多大な指導をいただきました。

現地状況の把握、物資の調達、ガソリン不足、原発問題等、
様々な課題を抱えながら
なんとか、物資を届けることが出来ました。

現地の方々からの声としては、
ものすごく助かったという声を多くいただきました。

素人ながら活動できたことは、有意義であったと考えています。

物資供給をいただきましたエミダス会員のみなさん、
物資供給地点として、
場所を提供いただきましたみづほ合成様、八海クリエイツ様、
五十嵐工業所様、
藤倉運輸様、ボランティアで参加いただいている弊社、
社員にあらためて
お礼を申し上げます。


今後も被災地では厳しい寒さが続き、

予断の許さない状況が続きます。

しかし、みなさんとのネットワークが、
被災地の方々に少しでも勇気を
提供出来るのではないかと考えます。


今後ともみなさんの多大な協力をいただきながら活動してきますの

で、
よろしくお願いします。


NCnetwork

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