KATAYA 登場人物紹介

花丘明希子(通称・アッコ)
29歳。広告代理店・ダイコク通信社でばりばり働いていたが、脳出血で倒れた父にかわり花丘製作所の社長に就任する。真っ直ぐな気質で、行動的。時折「よっしゃー!」と気合いの雄叫びを上げる。美人だが、仕事一筋であるがゆえに恋人なし。
花丘誠一
明希子の父。金型の受注生産工場・花丘製作所を営んでいたが、脳出血の後遺症で失語症に。「日本のモノづくりは、金型産業で持っている」という強い信念を持っている。
花丘静江
明希子の母。誠一のリハビリに一生懸命だが、そのやりとりはまるで夫婦漫才のよう。明希子に花丘製作所を継ぐようすすめる。

花丘製作所従業員

菅沼
工場長。創業当時からの誠一の盟友。人柄はいいのだが、煮え切らない部分がある。
藤見
精算人として家業のプラスチック成型加工工場・藤見製作所の廃業をした後、花丘製作所の旧態依然とした経理システムと工程管理を整備するため採用される。
土門
筋骨隆々で強面だが、心はやさしい。3次元CAD/CAMを駆使する。
菊本(通称・キク)
暴走族・血美泥(ちみどろ)の元メンバー。少しズレているところがあるが、会社と仲間を心から愛している。
葛原(通称・クズさん)
ベテラン職人。花丘製作所に忠誠を尽くし、小さいころから可愛がっている明希子を「お嬢」と呼ぶ。
仙田(通称・センさん)
腕のいい職人だが、一本気なところがあり、先代の誠一を唯一の社長と考え、明希子にはなかなか心を開かない。酒好き。
高柳
営業部長。現場からのたたき上げで、花丘製作所の受注のすべてを知り尽くしている。笹森産業に引き抜かれ、会社を去る。
小川
高柳が去った後、唯一の営業マンとして奮闘する。
里吉
現場主任だったが、高柳に誘われて笹森産業に移る。
夏目(通称・ホームズ)
金型設計者。花丘製作所で唯一サーボモーター内臓の金型を設計できる。
恩田昌代
経理担当。45歳で独身。「わたしの青春は花丘製作所に捧げた」が口ぐせ。なにくれとなく菅沼の面倒を見る。
泰子
パート事務員。花を育て、従業員みなの眼をたのしませている。

その他

山口裕介
新潟県にある金型生産工場・グッチー精工の社長。誠一とは旧知の仲で、明希子をあたたかく見守る。
小野寺亮
大手自動車メーカー・多門技研のエンジニア。明希子の相談相手になるが……
入江田
金属プレス部品製造工場・入江田製作所の専務。地元の異業種交流会・吾嬬町ネットワークの代表。小野寺の大学のゼミの先輩。
南雲龍介
IT企業・サウスドラゴンの社長。名うてのプレイボーイで、明希子と製造業界に興味を持っている?
相原京子
南雲の秘書。
佐々木理恵
ダイコク通信社時代の明希子の後輩。土門に熱い思いをよせる。
伊澄
三重県にある金属プレス部品、金型製造工場・伊澄製作所の社長。明希子をマニラにある海外工場見学に招待する。
落合
花丘製作所の顧問税理士。明希子が経営状況の思わしくない花丘製作所を継ぐのに反対する。
伏見
吾嬬信用金庫の専務理事。誠一とは長い付き合いで、その人柄を敬愛している。
笹森康成
笹森産業の社長。射出成型、部品加工のほか金型部門を新規に立ち上げ、高柳のほか多くのスタッフを花丘製作所から引き抜く。

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