最終更新日: 2022-06-03
導入メリット/技術区分 : 金型 鍛造 熱処理
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SKD61 加圧ガス冷却 (従来工法)
一般的な既存の手法である。ミクロ組織観察では表面と内部との大きな格差は見受けられない。残留オーステナイト量としても0%であり問題は見受けられない。機械的特性も適当な値である。ただし若干の表面と内部との硬度格差が見受けられた。(試料サイズ:φ200×200L)
SKD61 RVC処理(新工法)
耐摩耗性が40%以上向上したがシャルピー衝撃値(靱性値)は低下せず、むしろ微増した。言い換えればへたりにくく割れにくくなったと言える。ミクロ組織観察では特に格差は見られない。硬度試験では表面と内部硬度格差がなくなった。熱間金型用鋼において最も重要な要素の1つである靱性値を低下させず耐摩耗性(耐へたり性)を大幅に向上させる事に成功した。(試料サイズ:φ200×200L)これにより金型の耐久性向上が見込まれる。
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